2015.02.12
おすすめ本のコーナー 【おおきな木】
みなさま、こんにちは。
あちこちで本好きと豪語する、わたくし三上がお送りするおすすめ本のコーナー!!!
わー!ぱちぱちぱち
本日おすすめしたいのは、こちら。
【おおきな木】
シェル・シルヴァスタイン:作
村上春樹:訳
こちらの本は、1964年にアメリカで出版されました。
50年も前に発売されたものですが、今でも色あせることなく受け継がれています。
近年、村上春樹が翻訳したことでも話題となりました。
原題は、『The Giving Tree』。直訳すると、『与える木』といったところでしょうか。
イラストは、線画でモノクロという非常にシンプルなものになっています。
こんな感じ。
内容は、簡単に言うと
「小さな男の子が成長して老人になるまで、木が自分の身を削りながら与え続けるお話」
です。
シンプルなイラスト、シンプルな言葉、シンプルな物語ですが、人生をうまく表現しています。
村上春樹の翻訳も素敵。
とにかく一度は読んでいただきたい本です。
一応、絵本ということになっていますが大人の方にこそ読んでいただきたい!
もちろん、お子さまにも。
小学生中学年くらいなら、少しずつ内容も理解できるのではないでしょうか。
わたしは小さい頃にこれを読んだとき、意味をうまく読み取れなくてあまり面白さを感じられませんでした。
でも、大人になって改めて読んでみると意味がつながってこういうことか!と衝撃を受けたのを覚えています。
読む年齢、時期、場所…いろんなものがちょっと違うだけで、同じ本でもまったく違うものに見えたりします。
それもまた本のいいところですよね。
機会がありましたら、是非一度読んでみてください。
みかみ